14日に米軍嘉手納基地で行われたパラシュート降下訓練では、午後3時34分から4時5分にかけて、兵士ら計24人がMC130特殊作戦機から降下した。4人の兵士が風に流され、降下ポイントからずれて基地内に着地する様子も確認された。
「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)会長の桑江朝千夫沖縄市長は「滑走路の補修計画を速やかに明らかにすること、嘉手納の降下訓練を行わないことを強く求める」とコメント。當山宏嘉手納町長は「極めて遺憾で容認できない。例外的な場合の国の判断を厳格にしてほしい」と強調した。渡久地政志北谷町長は「オスプレイも降下訓練も、地元への情報の少なさが共通している」と批判した。
玉城デニー知事は「県民の思いを一切考慮しない態度と言わざるを得ず、よき隣人にはほど遠く非常に遺憾だ」とコメントした。
(石井恵理菜)