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マンゴスチン開花 本部・ドリームセンター 3年ぶり


マンゴスチン開花 本部・ドリームセンター 3年ぶり 3年ぶりに開花したマンゴスチンの花 =27日、本部町の海洋博公園
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 【本部】本部町の海洋博公園内にある熱帯ドリームセンターの果樹温室で、マンゴスチンの花が3年ぶりに開花した。高さ3メートルほどの木に27日時点で5センチほどの赤い花9輪が咲いている。同センターによると、4月上旬頃まで楽しむことができる。
 マンゴスチン(オトギリソウ科)は、世界三大美果の一つで「熱帯果実の女王」とも称される。同センターによると、マンゴスチンは1年を通じて高温多湿な環境が必要などの理由から、国内では植物園や研究施設といった限られた場所での栽培が多い。
 栽培方法も確立されておらず、センターでは水やりの量や肥料の頻度などを細かく調整しながら栽培している。
 今回開花した株は2012年に栽培を始めた。前回の開花数は3~4輪ほどで、既に前回の開花数を上回っている。
 海洋博公園管理センター植物課の島袋林博課長は「いくつかの花は果実になるので楽しみだ。花と実を見てもらい、花から実ができることを知ってもらえたら」と来園を呼びかけた。 (武井悠)