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第8次医療計画 知事に答申書 県医療審議会


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 県医療審議会の安里哲好会長は28日、県庁に玉城デニー知事を訪問し、病床数や医療連携体制の目標などを定めた「第8次県医療計画」の答申書を手渡した。近日中に県が計画を策定し、ホームページで公表する。
 計画では、がんや心血管疾患など5疾病のほか、救急や災害、へき地医療など6事業の施策をまとめている。また、コロナ禍で浮き彫りとなった地域医療の課題に対応するため、新興感染症対応が追加されている。
 県内の事情では、救急医療の時間外受診の増加が慢性的な問題となっていることから、重症度に応じた医療機関の役割分担を定めていく。また、へき地医療の点では、医師の働き方改革に伴う代診医の派遣強化やオンライン診療に力を入れる。
 (嘉陽拓也)