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高校生のネット利用 6時間超 目的は動画視聴がトップ


高校生のネット利用 6時間超 目的は動画視聴がトップ ネットの平均利用時間
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 1日当たりのインターネット利用時間(平日)は高校生が6時間超、中学生が4時間半超、小学生が3時間半超で、目的は動画の視聴がトップ―。こども家庭庁の2023年度調査で、こんな実態が浮かんだ。
 小学4~5年の10歳で自分専用のスマートフォンを持つ人は約65%。ネット利用時間は全体的に伸びており、低年齢層への浸透がうかがえる。
 調査は昨年11~12月に実施。無作為抽出した0~9歳の保護者(2160人)、10~17歳の子ども(3279人)とその保護者(3322人)の回答を集計した。
 平日のネット利用時間は1日平均で、高校生が6時間14分(22年度から29分増)、中学生が4時間42分(5分増)、小学生(10歳以上)が3時間46分(12分増)だった。
 目的は、ほぼ全ての年齢で動画視聴が90%超と最多。音楽、ゲーム、検索も上位を占めた。この他に「勉強をする」が小学校入学後の7歳で50%を超え、国が1人1台のパソコンやタブレット端末を配備する「GIGAスクール構想」が背景にあるとみられる。
 スマホでネットを利用する人のうち、自分専用の端末を持っている割合は7歳が21・3%、10歳が65・2%、中学入学後の13歳が91・9%、高校入学後に当たる16歳が99・1%だった。