【辺野古問題取材班】沖縄防衛局が国頭村の奥間採石場から米軍キャンプ・シュワブに石材の搬入を開始した1日、シュワブの資材搬入口前では、新基地建設に反対する市民らが抗議の声を上げた。
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午前9時ごろから正午ごろにかけて、奥間採石場から出たダンプカー十数台がシュワブ内に入った。約30人の市民らは朝から搬入口前に座り込み、「違法工事はやめろ」などとシュプレヒコールを上げ、基地建設の中止を強く訴えた。
読谷村から抗議に参加した山内慶一さん(74)は「自然破壊の最たる例。沖縄を踏みにじる行為だ」と憤る。資材の調達先に、新たに奥間採石場が加わったことに「どこから(資材を)持ってきても許せない。言語道断だ」と話した。
県統一連事務局長の瀬長和男さん(60)は「工事が止まるどころか調達先が増えた。これが政府の言う、寄り添うと言うことなのか」と静かに語った。 (金城大樹)
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「沖縄踏みにじる行為」 シュワブ前 国頭石材搬入に抗議
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琉球新報朝刊