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2時間半前に 雨で休憩延長 宮崎、高校生に落雷


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 宮崎市のグラウンドで3日、私立鵬翔(ほうしょう)高(宮崎市)と熊本県立鹿本(かもと)高(山鹿市)のサッカー部の練習試合前に雷が落ちた約2時間半前の正午ごろ、別の試合中に雨が強まり、雷の音もしたため、ハーフタイムを延長していたことが4日、分かった。グラウンドを所有する鵬翔高の富山晃一教頭が、報道陣の取材に応じ明らかにした。落雷で18人が搬送され、熊本県教育委員会によると、鹿本高の男子部員1人が意識不明。
 教頭によると、コーチらは「雷注意報が出ていたことを知らなかった」と説明。落雷のあった3日午後2時半ごろ、現場では雨がぱらついていたが、雷の音はしていなかったとしている。
 熊本県教委によると、鹿本高の2人が意識不明となったが、1人は搬送後に意識が戻った。鹿本高の計9人が入院し、他の7人は4日に退院した。鹿本高は今後、保護者説明会を開く方針。
 宮崎市には2日から雷注意報が出ていた。