【与那国】台湾東部沖地震で被害を受けた花蓮市と40年以上にわたり姉妹都市として交流を続けている与那国町は3日、お見舞いの電報を花蓮市に送った。4日には、これまでの災害時と同様に義援金の受け付けを開始した。コロナ禍では花蓮市から町にマスクの寄贈があったことを踏まえ、町担当者は「災害時は双方で助け合ってきた」と振り返る。両自治体は相互支援で長年の友好関係が続いている。
町と花蓮市は1982年10月8日に姉妹都市を締結した。以来、与那国の子どもたちが花蓮市でホームステイをするなど、幅広い年代が互いに親睦を深めてきた。
今回も町は「被災した花蓮市を支援するため」と義援金の受け付けを開始。町役場の出納室前に募金箱を設置した。島外など遠方からの寄付は現金書留で受け付けている。いずれも5月10日まで。町によると、「与那国町から届けてほしい」と早速、島外からの現金書留が送られてきているという。
(照屋大哲)