沖縄天気「大荒れ」 9日明け方も大雨の恐れ 宮古島で250ミリ記録 貯水率3日連続増 


沖縄天気「大荒れ」 9日明け方も大雨の恐れ 宮古島で250ミリ記録 貯水率3日連続増 
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沖縄地方は8日、前線の影響で大気が不安定な状態となり大荒れの天候となった。8日朝から夕方にかけて大雨警報(土砂災害)が出ていた宮古島地方では、5日午前0時の降り始めから8日午後5時までの降水量が多いところで250・5ミリ(宮古島市新城)を記録した。

 沖縄本島地方では、5日午前0時の降り始めから8日午後4時までに、国頭村比地で110・5ミリ、本部町謝花で94・5ミリを記録した。大雨は今後も続く見込みで、沖縄気象台は9日明け方にも沖縄本島地方に土砂災害警戒情報を発表する可能性があるとした。

 大雨の影響で、本島内11ダムの貯水率は8日午前0時時点で49・4%と前日から0・3ポイント回復した。貯水率の回復は3日連続だが、依然として平年値を25・4ポイント下回っており、渇水状態が続いている。

 沖縄気象台によると、本島地方では9日明け方にかけて雨雲の発達の程度によっては警報級の大雨になる恐れがある。

 9日午後6時までの24時間に予想される雨量は多いところで80ミリを見込む。
  (吉田健一)