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泊先覚顕彰会が100万円を寄付 対馬丸記念館20年 那覇 沖縄


泊先覚顕彰会が100万円を寄付 対馬丸記念館20年 那覇 沖縄 寄付金を手渡した泊先覚顕彰会の浦崎唯昭理事長(左)と受け取った対馬丸記念会の高良政勝代表理事=3日、那覇市若狭の対馬丸記念館(提供)
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 米潜水艦によって撃沈された1944年の対馬丸事件の悲劇を伝える対馬丸記念館(那覇市若狭)が8月22日に開館20年となることを受け、泊先覚顕彰会(浦崎唯昭理事長)は3日、記念事業などに充ててほしいと、館を運営する公益財団法人対馬丸記念会に100万円を寄付した。疎開する児童を乗せた対馬丸には、那覇市泊にあった泊国民学校の児童や、泊出身者も乗船していた。記念会は開館20年記念事業の一つとして、泊小学校に記念碑の建立も計画している。

 泊先覚顕彰会はこれまでも定期的に寄付を続けてきたという。浦崎理事長は「記念館開館以来、泊国民学校や泊の関係者の慰霊に尽くしていただき感謝する」と語った。

 対馬丸記念会の高良政勝代表理事は「対馬丸事件から80年、記念館開館20年の事業の遂行に大きな力添えをいただいた」と感謝した。