沖縄本島のダム貯水率 約5カ月ぶり、平年値との差が10ポイント以内に(25日午前0時)


沖縄本島のダム貯水率 約5カ月ぶり、平年値との差が10ポイント以内に(25日午前0時)
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 沖縄本島内11ダムの貯水率が低下し渇水が懸念される問題で、24日までにまとまった雨が降ったことで、25日午前0時時点の貯水率は65%となった。平年値74・8%と比べるとマイナス9・8ポイントで、平年値との差が10ポイント以内となったのは昨年11月13日ぶり。

 県内では2023年9月からまとまった降雨が少なく、貯水率が低下傾向にあった。同年11月13日に平年値との差が9・9ポイントに縮んだが、その後10ポイント以上の差があった。

 4月に入ってから貯水率は回復傾向だが、依然として前年や平年と比べて低い水準が続いており、沖縄渇水対策連絡協議会は節水の呼びかけを継続している。

 沖縄気象台によると、水源地の本島北部地域の24日の降雨量は国頭村奥で42・5ミリ、東村で38ミリを記録した。

  (中村優希)