有料

東京 米兵の性暴力許さず 抗議のスタンディング


東京 米兵の性暴力許さず 抗議のスタンディング 米軍人らによる性暴力を許さないと市民に訴えるスタンディングとアピールの参加者=29日、渋谷区の原宿駅近く
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【東京】沖縄での米軍人らによる事件・事故が後を絶たないことに抗議するスタンディング&アピールが29日、渋谷区の原宿駅近くであった。基地・軍隊はいらない4・29集会実行委員会が呼び掛けて50人が参加。「米軍人らによる性暴力を許さない」と道行く市民へ訴えた。
 うるま市で2016年4月に発生した米軍属の女性殺害事件から8年。集会は17年から始まった。「私たちは忘れない」とのプラカードを持った参加者の女性は事件を振り返って「毎年この時期を迎えると、今年も沖縄の現実は何も変わらなかったと悲しみを深める」と話した。
 沖縄の反戦歌などを背景に参加者らは「本土の人が軍事基地を押しつけて、過重な米軍基地の負担を沖縄に強いている。その現実を知って」と呼び掛けた。
 あいさつした青木初子さん(76)=都内=は「平和に安全に暮らす権利が沖縄にもある。戦争に反対し基地に反対する。沖縄とぜひ声を上げて」と、通り行く市民に語った。 (斎藤学)