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就寝中の患者に性的虐待


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 障害のある患者への性的虐待が発覚した国立病院機構大牟田病院(福岡県大牟田市)は2日、就寝中に下半身を触るなどの行為があったほか、乱暴に患者を扱ったり怒鳴ったりする事例もあったと明らかにした。川崎雅之院長は記者会見で「虐待は管理体制の不備で生じた。ご心配とご迷惑をおかけして誠に申し訳ない」と謝罪した。
 県警は1日、病院関係者に事実関係を確認した。
 病院によると、虐待は遅くとも2021年ごろからあったとみられる。昨年12月に1人から被害申告があり、職員に聞き取りをした結果、計11人の患者に、看護師や介護士の男性職員5人が虐待をしていた疑いが判明。うち2人が退職した。
 患者が住民票を置く自治体が調査し、これまでに男女6人の被害を認定。入浴時に陰部を刺激したり、脇の下をくすぐったりする行為が確認された。