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那覇市でデング熱確認 輸入症例、感染リスク低く


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【那覇】那覇市保健所は2日、4月下旬に那覇市内の医療機関でデング熱患者の届け出があったと発表した。東南アジアへの渡航歴がある輸入症例だったため、県内における感染拡大のリスクは低いという。今年に入り県内で2例目。
 デング熱はウイルスを持つ蚊に刺されることで感染し、2~14日の潜伏期間の後、突然の発熱で発症して3~4日後に胸部や体幹から発疹が全身に広がるという。
 ヒトからヒトの感染はまれ。市保健所によると県内で流行リスクが低い場合は公表しない事例もある。今回は、大型連休で海外渡航者が増えるため注意喚起の目的があり、渡航者には厚生労働省などが発表しているデング熱関連情報を確認するよう呼び掛けている。
 (嘉陽拓也)