沖縄大学の元学長で同大名誉教授の狩俣真彦(かりまた・まさひこ)さんが4月25日午前7時47分、老衰のため、南城市の介護老人保健施設で死去した。92歳。宮古島市伊良部出身。自宅は那覇市首里山川町。告別式は近親者で行った。
狩俣さんは1932年3月8日生まれ。琉球大学を卒業後、米コロラド州立大学で修士号を取得。専門は国際経済学。米国民政府経済開発部に半年勤めた後、58年沖大講師に就任した。
助教授時代の67年4月、学長に就任したが大学の民主化闘争で教授会・職員・学生と理事会が対立したことなどにより、同年12月に解任。72年に教授に昇任。95年に2度目の学長に選出され、2001年3月まで2期6年務めた。03年から同大名誉教授。