戦没者への鎮魂、恒久平和を祈念する第44回こどもまつり「こども琉球芸能奉納」(沖縄協会主催)が5日、糸満市の沖縄平和祈念堂であった。県内各地で活躍する子どもたちと、県立芸術大学琉球芸能専攻の学生や卒業生ら総勢98人が参加し、琉球舞踊や空手の演武など計12演目を披露した。
琉球芸能専攻の学生らが「かぎやで風節・恩納節・安波節」を斉唱。琉舞研究所の子どもたちが「谷茶前」や「マミドーマ」などを見せ、来場者を笑顔にした。
器楽合奏「蕾み咲揃てぃ」で太鼓を演奏した女子児童(12)は「緊張したが楽しかった。良い演奏ができた」と話した。別の男子生徒(15)は「これから学業も芸能活動も両立して元気に過ごしたい」と抱負を話した。
(田中芳)