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陸自日野射撃場 22日に訓練再開 岐阜・3人死傷事件


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 陸上自衛隊第10師団(名古屋市)は13日、昨年6月に隊員3人が自動小銃で撃たれ死傷した事件があった岐阜市の日野基本射撃場で、中止していた射撃訓練を22日から再開すると明らかにした。守山駐屯地(同)の隊員約20人が同日、訓練を行うという。
 師団によると、昨年11月、事件後に中断していた射撃訓練を再開した際、同射撃場を出入りした車両に乗った隊員が外部に向かって中指を立てる不適切行為があり、再び訓練を中止していた。
 事件は昨年6月14日に発生。元自衛官候補生の男(19)=強盗殺人罪などで起訴=が指導役の隊員3人を銃撃し、2人が死亡、1人が重傷を負った。
 10師団長の酒井秀典陸将は「安全管理を徹底し、国民の信頼回復に努めていく」とのコメントを出した。