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【識者】平和への意思、世界に発信 「牡丹社事件」150年 台湾と宮古島が交流 又吉盛清氏(沖縄大客員教授)


【識者】平和への意思、世界に発信 「牡丹社事件」150年 台湾と宮古島が交流 又吉盛清氏(沖縄大客員教授) 又吉盛清氏
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 台湾と沖縄の近現代史に詳しい沖縄大客員教授の又吉盛清さんの話 米中対立で「台湾有事」が叫ばれ、世界が戦争体制に入りつつある中、沖縄、台湾の人々が、平和で豊かに生きていくメッセージを全世界に発信していく重要な時期にある。こういう状況を乗り越えていくためには、人間はみな平等で幸せに生きる権利があるという原点に立ち返る必要がある。今回の追悼式には、歴史的に帝国主義の犠牲にされ、今も大国に振り回されている沖縄、台湾として、人間の生きる権利を大切にし、ともに平和をつくっていこうという強い使命感とその意思を再確認する意義がある。