県警は10日、豊見城市内のアパートで4月、当時内縁関係にあった同居女性=20代=の顔を包丁で切りつけて殺害しようとしたとして、殺人未遂容疑で那覇市の型枠解体工の男(24)を逮捕した。県警は捜査に支障があるとして、男の認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は4月30日午後11時ごろ、豊見城市内で女性を殺害しようとした疑い。女性はまぶたが裂けたり、顔面骨を折ったりするなど1年以上の治療を要する重傷を負った。
県警によると、事件発生直後から女性が救急搬送された病院で男に話を聞くなどして、事実関係を確認してきた。凶器とみられる刃体の長さ約15センチの包丁は、現場からすでに押収されている。
2人の間のトラブルによる通報で、昨年1月と同11月に警察官が駆け付けたこともあるという。県警が詳しい経緯を調べている。