沖縄物産企業連合(那覇市、羽地朝昭社長)は22日、ウムイプロジェクト2024「未来へ繋ぐ平和へのウムイ」を糸満市摩文仁の県平和祈念資料館の平和祈念ホールで開いた。
戦争を知らない世代が朗読や講話、合唱などで平和を発信した。
沖縄尚学高校地域研究部は、沖縄戦に巻き込まれる少年を描いた「なきむしせいとく」などを朗読した。読谷高校合唱部はさんごの「いのちのリレー」や喜納昌吉さんの「花」で歌声を響かせた。
若梅会の新垣ゆきさんは「月桃」や「さとうきび畑の唄」など沖縄戦を題材にした曲を紹介し、歌詞を通して見る沖縄戦を解説した。新垣さんは「さまざまな人がいろんなツールに乗せて平和を発信している。それを受け取ってかみ砕いて伝えていくことが大事だ」と話した。
(中村優希)