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ドクターヘリ、部品落下謝罪 運航側が会見 沖縄


ドクターヘリ、部品落下謝罪 運航側が会見 沖縄 回収された部品の説明をする鹿児島国際航空の榎田和也専務(左)=28日午後、県庁
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 26日に名護市上空を飛行中の県のドクターヘリからアクリル製の窓と窓枠が落下した事故について、基地病院の浦添総合病院の伊志嶺朝成院長や、受託運航する鹿児島国際航空の榎田和也専務らが28日、県庁で会見し、謝罪した上で「早急に原因を究明し、再発防止に努める」と述べた=写真。ドクターヘリは29日から別の機体で運航を再開する。ヘリは28日午後、浦添市にある格納庫に移動した。

 窓の一部落下に伴う人的被害は確認されておらず、落下した部材の大半を28日までに回収した。

 ヘリは鹿児島県与論島に向かう途中だった。離陸後に窓枠の接着部分がはがれたとみられ、榎田専務は「離陸前の点検で異常はなかった。原因を調査中だ」と述べた。与論島の患者は別のドクターヘリで27日、沖縄県内の医療機関に搬送された。 

(宮沢之祐)