与那原署や中城海上保安部、消防、漁協などでつくる与那原地区水難事故防止推進協議会は4日、与那原町コミュニティーセンターで定例会を開いた。署によると、昨年6月に続き、今年5月にも南城市奥武島で遊泳中の中学生が溺れる水難事故が発生したことを受け、防止対策の進捗(しんちょく)を関係機関が説明した。奥武島と本島をつなぐ奥武橋で海に飛び込む人が散見されるため、南城市に防止対策を講じるよう早期に申し入れることを決めた。
協議会は冒頭のみ公開された。5月の臨時会で、奥武島で事故が相次いでいることへの対策として、救助用浮輪や危険を知らせる看板の設置について検討を始めた。今回の定例会で、浮輪の設置場所は奥武島入り口と東側の突堤など3地点を検討しているとした。