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子ども支援52団体助成 りゅうちゃん募金 総額1650万円


子ども支援52団体助成 りゅうちゃん募金 総額1650万円 (前列左から)琉球新報社の松元剛専務と県共同募金会の湧川昌秀会長、りゅうちゃん子どもの希望募金内定団体の関係者=17日、那覇市の県総合福祉センター
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 琉球新報社が県共同募金会と連携して実施する「りゅうちゃん子どもの希望募金」の助成内定通知書交付式が17日、那覇市の県総合福祉センターで開かれた。1650万9千円を52団体に助成する。助成額と団体数は共に過去最多となった。同募金は2015年度に始まり、これまで募金総額9417万円のうち、延べ316団体に計9148万円を助成している。
 子どもの居場所づくりや子ども食堂、家族の介護をするヤングケアラー支援などの活動をする団体を内定した。子どもの学習支援をする無料塾・山城塾(那覇市)の山城勝秀さんが、代表して内定通知書を受け取った。山城さんは「助成金のおかげで児童生徒が元気に学習に取り組める。『貧困の連鎖を絶つ』という思いで取り組んできたが、まだ課題は山積している。今後もご支援をお願いしたい」と述べた。
 県共同募金会の湧川昌秀会長は「子どもたちの健やかな成長に寄与していただけることを願う」と話した。琉球新報社の松元剛専務は「地域課題、子どもを取り巻く課題を拾い上げ、助成事業にも積極的に取り組みたい」と語った。(藤村謙吾)