「あなたのスマホから迷惑メールが」詐欺電話が相次ぐ 「警察官」や「検察」名乗り保釈金を要求 沖縄


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 嘉手納署は31日、県外の警察官や検察官をかたる人物に現金をだまし取られる「オレオレ詐欺」が2件発生したと発表した。いずれも手口が酷似していることから、署は関連を視野に捜査している。県警によると、警察官をかたって金銭を要求する電話が7月に入って多発しており、注意を呼びかけている。

 署によると、30代の建設作業員男性=本島中部=が5月下旬に現金99万円を、20代の建設作業員男性=同=が7月中旬に現金250万円をだまし取られた。

 手口はいずれも携帯電話事業者の社員を名乗る男から「あなた名義のスマホから迷惑メールが発信されている」との電話があり、その後、警察官や検察官を名乗る男らが「優先的に捜査を受けるため、保釈金制度を利用するために保釈金を納めて」というものだったという。

 県警生活安全企画課によると、7月に入って警察官を名乗り金銭を要求するような電話があったとの相談が十数件寄せられている。

 県警は「警察官が金銭や現金の振り込みを要求することは一切ない」と強調している。