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公道での「防災」訓練継続へ 宮古、多良間で陸自「経路や地形を体感できた」 沖縄


公道での「防災」訓練継続へ 宮古、多良間で陸自「経路や地形を体感できた」 沖縄 負傷者役の男性が乗る担架を運ぶ隊員ら=5日午前6時35分ごろ、多良間村仲筋
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【多良間】陸上自衛隊宮古島駐屯地が多良間村の公道で実施した徒歩防災訓練に関し、同駐屯地は5日、報道陣の取材に対し、今後も宮古島市や多良間村で公道を使用して同様の訓練を実施する方針を示した。4日午後7時に始まった徒歩防災訓練は、5日午前6時35分ごろに終了した。

 訓練後、取材に応じた同駐屯地の丸山泰則教育隊長は「宮古島駐屯地は宮古列島を災害担当区としている。経路、地形を体感できたことは有意義であった」と強調した。今後に向けては「防災徒歩訓練は宮古島市、多良間村で実施していきたいと考えている」と語った。

 新隊員9人を含む25人が参加した今回の訓練では、約20キロの荷物を背負った隊員が村一周道路を2周する約35キロの距離を歩いた。残り約500メートル地点では、負傷者役の男性が乗る担架を隊員らが運ぶ「担架搬送訓練」も行われた。 

(友寄開)