嘉手納署は14日、副業をうたい、本島中部のホテル従業員の20代男性から約60万円をだまし取る特殊詐欺が発生したと発表した。
署によると、男性は「1日2万円稼げる」と交流サイト(SNS)に表示された広告を通じて、同SNSで副業を紹介する人物と接触した。無料動画の映像を静止画に収める「スクリーンショット」をして、その画像を紹介者に送信することで報酬が得られるバイトを紹介されたという。実際に複数回送信したところ、1万円の報酬を得たという。
その後、同紹介者から「高収入を得られる副業がある。振り込んだ金額の30%の利益が得られる」などと持ちかけられ、男性は3回にわたり約60万円を送金したが、直後から紹介者と連絡が取れなくなり、嘉手納署に相談した。