4月に宜野湾市内のコンビニエンスストアで店員にナイフを突き付け、現金約13万円を奪ったなどとして強盗罪などで起訴された米海兵隊上等兵の被告(20)の初公判が24日、那覇地裁(佐藤哲郎裁判官)で開かれた。被告の米兵は起訴事実を認めた。検察側は懲役5年を求刑し、弁護側は執行猶予付き判決を求めた。判決は7月12日。
起訴状によると、被告の米兵は4月3日深夜に宜野湾市新城のコンビニで現金を奪い逃走した後、同18日に同市野嵩のコンビニでも金を奪おうとし、駆け付けた警察官に逮捕された。
被告人質問などによると、米兵はマッチングアプリで女性を名乗る人物から性的サービスを持ち掛けられ、その代わりに金銭を要求された。新城のコンビニで4月3日昼ごろ、合計25万円分の電子マネーを現金で購入して女性に振り込んだ後に詐欺だと気付き、同店に返金を申し出たが、返金できないと告げられたという。
被告の米兵は金を取り戻そうと同店舗で強盗しようと考えたという。