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奄美の土砂「使わないで」 地元2団体 辺野古巡り要望書


奄美の土砂「使わないで」 地元2団体 辺野古巡り要望書 辺野古沿岸=2024年8月21日午後3時4分
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 米軍普天間飛行場の移設先となる名護市辺野古の埋め立てに、鹿児島県・奄美大島の土砂を使わないよう求める要望書を、奄美の二つの市民団体が31日までに、岸田文雄首相と木原稔防衛相に宛て郵送した。移設計画の断念も求めた。

 文書は「命を脅かす戦争のための軍事基地づくりに奄美の土砂を一粒たりとも使わないでください」と訴えている。島内4市町村に対し、国に土砂を搬出させないよう求める文書も提出した。

 埋め立てには沖縄県内の土砂を投入しているが不足しつつあり、新たな調達先の確保が課題となっている。

 政府は今後、奄美で現地調査するとしており、土砂に外来生物が混入していないかなどについて確認するとみられる。

(共同通信)