浦添市選挙管理委員会(安和良昭委員長)は同市役所で1日、公職選挙法に抵触する恐れがあるとされた、松本哲治市長のトークイベントのチラシに関し警告文の必要性を議論し、警告文を出さないことを決めた。
開催まで1週間と迫る中、市長自身がイベントの中止を決めたことで、反省していると判断した。
安和委員長は委員会開催前に市長に口頭で、市民や議員に疑問を持たれることをしないよう注意をした。イベントを巡っては9月30日、松本市長がSNSで中止を発表していた。
安和委員長は「本人がそれなりに非を認め、委員会の判断が決まる前に自分で(中止を)決めており、反省していると受け取った」と話した。委員からは、「開催まで1週間しかない中、イベント中止を決めたのは大きなことだ」との意見も出たという。
(藤村謙吾)