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安和抗議の市民 独自で状況確認 防衛局職員転倒


安和抗議の市民 独自で状況確認 防衛局職員転倒 70代男性が沖縄防衛局の職員を転倒させたとして逮捕された件で、目撃証言などをふまえて当日の状況を確認する市民ら=5日、名護市の安和桟橋の出口前
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 辺野古新基地建設の土砂搬出に使われている名護市の安和桟橋前で、沖縄防衛局職員を転倒させたとして暴行容疑で70代男性が逮捕された件で、現場を目撃した市民ら有志約10人が5日、目撃証言を基に、当時の状況を確認した=写真。
 70代男性は9月26日、同局職員の胸を両手で押して転倒させた疑いで逮捕され、同29日に処分保留で釈放された。市民らは男性の疑いが晴れていないとしている。
 男性や現場にいた市民の証言などから、防衛局職員が転倒する直前、男性と同職員の立ち位置が約2メートル離れていたことや、2人の間に別の女性がいたことなどを確認した。これらの状況をふまえて、物理的に同職員を押し倒せる状況になかったと結論づけた。また、市民らは男性が普段からつえをついていることから、両手で押したとされていることを疑問視した。
 男性は今回の逮捕について「不当逮捕だ」と述べた。