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浜松突風、竜巻の可能性


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 浜松市で3日に発生した突風について、静岡地方気象台は5日までに現地調査し、竜巻の可能性が高いと明らかにした。風速は約50メートルと推定し、強さを6段階で示す改良藤田スケールは、下から2番目の「JEF1」に該当。市は約40件の被害を確認した。
 気象台や市によると、突風は3日午後5時半ごろ、浜松市中央区の湖東町から根洗町にかけて発生。住宅の屋根の板やビニールハウスが飛ばされ、軽乗用車が横転するなどの被害が出た。割れた窓ガラスで男児(12)が足に軽傷を負った。気象台は、当時活発な積乱雲が通過中で、被害や痕跡が帯状に分布し、「ゴーという音が移動した」といった証言があることなどから、竜巻の可能性が高いと判断した。