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山里委員長就任「地震に備えて」 損保協会沖縄支部


山里委員長就任「地震に備えて」 損保協会沖縄支部 日本損害保険協会沖縄支部委員会の委員長に就任した山里武司氏
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 日本損害保険協会沖縄支部委員会の委員長に就任した大同火災海上保険常務の山里武司氏(54)が10日、あいさつで那覇市の琉球新報社を訪れた。着任は6月26日付。山里氏は今年4月の台湾地震で沖縄地方にも津波警報が発表されたことに触れ、「津波被害は火災保険では免責となっている。県民は地震リスクに備えてほしい」と呼びかけた。

 同協会によると、2022年末時点の地震保険世帯加入率は全国が35%に対し、沖縄は17・9%と全国ワーストだった。山里氏は「もしもに備えることは被害救済につながる」と述べ、保険の普及促進を強化していく考えを示した。