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外来機の飛来禁止を要請 宜野湾市議会、沖縄防衛局に意見書提出


外来機の飛来禁止を要請 宜野湾市議会、沖縄防衛局に意見書提出 意見書を沖縄防衛局の伊藤晋哉局長(左)に手渡す宜野湾市議会の呉屋等議長(右)=11日、嘉手納町の沖縄防衛局
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 【嘉手納】宜野湾市議会の呉屋等議長と基地関係特別委員会の委員らは11日、嘉手納町の沖縄防衛局を訪れ、伊藤晋哉局長に米軍普天間飛行場への外来機の飛来と夜間飛行の禁止などを米軍に求めるよう要請し、意見書を手渡した。

 要請は冒頭のみ公開された。呉屋議長らは8月11日から同22日にかけて、FA18ホーネット戦闘攻撃機などの外来機が50回飛来したことや、航空機騒音規制措置が守られていない状況を指摘した上で「市民の負担は既に限界を超えており、危険性除去や負担軽減を求めている中で、この状況は著しく配慮に欠けており、極めて遺憾である」と述べた。

 伊藤局長は「外来機などの航空機騒音の軽減は重要な課題と認識する。8月の多数の戦闘機飛来についても、住民への影響が大きいため、累次に渡り在沖海兵隊に申し入れを行い、防衛省からも在日米軍司令部に強く申し入れた」と答えた。

 呉屋議長と委員らは同日、外務省沖縄事務所でも同様の要請を行い、黒石亮副所長が対応した。

 (名嘉一心)