【東京】米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが新石垣空港などで繰り返してい緊急着陸について、木原稔防衛相は22日の閣議後会見で「予防着陸」と表現し「安全確保の手段の一つと理解している」との認識を示した。高い頻度で繰り返されている理由や背景について問われたが明確には答えず「米側には、原因に関する情報提供を求め、安全管理の徹底を申し入れている」と話した。
普天間飛行場所属のオスプレイは14日に新石垣空港(沖縄県石垣市)と奄美空港(鹿児島県)、16日に大分空港(大分県)へ計5機が緊急着陸した。21日にも1機が奄美空港に着陸し、22日に整備を終えたとして普天間飛行場へ戻った。
木原防衛相は「その都度、新たな申し入れという形で対応している」と説明したが、現時点で「詳細の報告は受けていない」と話した。
名護市辺野古の新基地建設を巡り、沖縄防衛局の設計変更申請を承認するよう国土交通相が玉城デニー知事に勧告したことについては「国交相の判断なので私から答える立場にない」としつつ「変更承認については司法による最終判断が出たので、沖縄県で判決に沿った対応が速やかになされると考えている」と述べた。(明真南斗)
防衛相「安全確保の手段」 オスプレイ相次ぐ緊急着陸に
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琉球新報社
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