沖縄県議会 未明に審議終了 会派室での飲酒問題で空転  


沖縄県議会 未明に審議終了 会派室での飲酒問題で空転  
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 26日に開会した県議会(赤嶺昇議長)9月定例会初日の審議は、翌27日午前0時半ごろに先議事案2件を全会一致で可決するなどして終了した。県庁地下駐車場からのPFAS流出や与党「おきなわ南風」会派室での飲酒問題で空転した。26日午後4時半ごろから約8時間にわたって休憩が続いた。

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 「おきなわ南風」会派室での飲酒問題について、議会休憩中に各派代表者会議が2度開かれた。平良昭一会派長は議員の飲酒は否定した上で県職員2人が飲酒したことを認め謝罪した。赤嶺議長は同会派所属の県議4人からの申し出を受け、県議会事務局長らの立ち会いの下でアルコール検出機で検査したことを報告した。赤嶺議長は「アルコールは検出されなかった」とした。


 県が先議事案として提案していたのは、電気料金の独自の支援策延長に関する関連経費などを盛り込んだ23年度一般会計第4次補正予算案と23年度下地島空港特別会計補正予算の二つ。

(佐野真慈)