【東京】吉田圭秀統合幕僚長は2日の記者会見で、10日から始まる最大規模の実動演習「自衛隊統合演習」で計画する戦死隊員の遺体取り扱い訓練について問われたが、回答を避けた。県内で訓練予定があることが本紙の報道で明らかになっている。
吉田氏は「各地で衛生訓練や関連する訓練を計画しているが、調整中のため、答えは控える」と述べた。調整が付けば公表するのか問われ「これまでも大きな演習で全ての訓練を公表しているわけではない。それぞれの細部の訓練内容全てを伝える予定はない」と話した。
民間インフラ利用について「訓練などを通じてアクセスできる機会を増やしていきたい」と話した。南西地域については滑走路の長さが足りない空港や大型の艦艇が入れない港湾があることを例に「機動展開を容易にするためにインフラの整備というものが必要だ」と語った。
(明真南斗)