ブルーインパルス、来月10日に空自那覇基地で曲技飛行 県「民間機の運航に支障あってはならない」


ブルーインパルス、来月10日に空自那覇基地で曲技飛行 県「民間機の運航に支障あってはならない」 宮古島市の上空を飛ぶブルーインパルス=2022年12月11日
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 航空自衛隊那覇基地で12月10日に行われる美ら島エアーフェスタ2023に空自の曲技飛行隊「ブルーインパルス」が参加し、宙返りなどの曲技飛行を展示する。空自から説明を受けた県が28日、明らかにした。県によると、曲技飛行は県内初。県は同日、空自に対し、危険性の高い曲技飛行の実施について県内に「反対意見もある」と指摘し、機体整備に万全を期すことや民間航空機の運航に影響を与えないこと、地元へ丁寧に説明するよう口頭で要請した。

 要請で県は、ブルーインパルスの展示飛行により過去に重大事故も起きた例があり「民間航空機の定期運行に支障があってはならない」と指摘し、安全な飛行を重ねて求めた。

 要請に対し空自側は機体整備に万全を期す考えを示した。また、那覇市にも既に説明したとした上で「那覇市以外からも問い合わせがあれば対応する」との考えを示したという。

 ブルーインパルスの那覇基地への飛来は2018年以来。昨年12月には、空自宮古島分屯基地の開庁50周年の一環で、宮古空港を使用し宮古島市上空で展示飛行した。

 (知念征尚)