【東京】鹿児島県屋久島沖での墜落事故を受け、米軍がオスプレイの飛行を一時停止している件について、木原稔防衛相は8日、今後の陸上自衛隊のオスプレイの運用について「米軍からの情報も踏まえて適切に判断していく」と閣議後会見で述べた。米軍の一時飛行停止の発表については「概要について情報提供を受けていた」とした。
木原氏は陸自オスプレイについて「事故の状況が明らかとなるまで当面の間は、その飛行を引き続き見合わせることとしている」と説明した。今後の措置を米軍の情報を踏まえて判断するとし、「現時点において予断を持ってお答えすることは難しい」と述べた。
記者団からは、2025年7月までの完了を予定している陸自オスプレイの佐賀空港(佐賀市)への移駐計画への影響についても問われ、「地元の懸念の声を真摯(しんし)に受け止め、その払拭に努めながら取り組む」として、計画通り進める方針を示した。
(安里洋輔)