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多良間村の住民避難を協議 熊本・八代市が受け入れ 「台湾有事」で九州への計画モデルに 沖縄


多良間村の住民避難を協議 熊本・八代市が受け入れ 「台湾有事」で九州への計画モデルに 沖縄 多良間島
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 政府と熊本、沖縄両県が台湾有事に備え、多良間村から避難する住民を熊本県八代市で受け入れる計画の策定に向けて協議を始めたことが19日、関係者への取材で分かった。

 1カ月程度の滞在を可能とする内容で、3月中に完成させる方針。2024年度中の策定を目指す同村を含めた先島諸島の住民を九州・山口8県に避難させる計画のモデルとする。

 同村は多良間島と水納島の2島で構成され、住民は約千人。先島諸島の5市町村のうち最も人口が少なく、先行した計画策定が可能と判断したもようだ。

 関係者によると、協議は同村と八代市の担当者も加わり、1月下旬から本格化。これまでに空路で鹿児島空港に移動する方針を確認した。今後は空港から八代市内への移動手段を決定。食料や水など生活物資の提供方法についても検討を重ねる見通し。

 政府は先島諸島の住民や観光客計約12万人の避難を可能とするため、昨年10月から九州・山口8県に順次受け入れを要請。今年1月には、沖縄県庁で避難手順を確認する図上訓練を実施した。

(共同通信)