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北部訓練場を使用 県内6区域で日米共同訓練


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【東京】25日から始まる離島奪還を想定した日米共同訓練「アイアン・フィスト(IF)24」に向け、防衛省は20日、日米合同委員会で北部訓練場など県内6米軍施設・区域を一時的に共同使用することで合意したと発表した。陸上自衛隊によると、日米共同訓練で北部訓練場を使うのは初。ジャングル環境を使った偵察訓練を実施する。
 3月12日ごろには、金武町のブルー・ビーチ訓練場での上陸訓練に当たり、キャンプ・ハンセンとの往来で陸上自衛隊水陸機動団の水陸両用車最大9両が一部公道を走行する予定。戦闘訓練や実弾射撃訓練などを実施するハンセンで、負傷者が発生しブルー・ビーチに運んで手当てすることを想定した衛生訓練も実施する。
 渡名喜村の出砂島射爆撃場(入砂島)では、最新鋭戦闘機F35B2機などの射撃を日米が共同で誘導する訓練をする。IFで初めて使用するキャンプ・コートニーでは共同調整所を開設し、机上で地図などを使った訓練をする。キャンプ・シュワブの海域も使用する。
 (明真南斗)