有料

ジャングリア 課題共有 県議会代表質問 県が連絡会議設置


ジャングリア 課題共有 県議会代表質問 県が連絡会議設置 島尻忠明氏
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 県議会(赤嶺昇議長)は21日、1日目の代表質問があり、沖縄・自民の4氏が登壇した。宮城嗣吉文化観光スポーツ部長は、本島北部で整備が進む新たなテーマパーク「ジャングリア」の課題や影響を全庁的に共有すべく、関係課の課長で構成する連絡会議を設置したと明かした。第1回会合はジャングリアを運営するジャパンエンターテイメント(名護市)も交えて1月24日に開催した。今後は名護市と今帰仁村の担当者も含む部会の開催を想定する。西銘啓史郎氏(沖縄・自民)への答弁。
 玉城デニー知事は、辺野古新基地建設に伴う大浦湾側の工事着手を受け、政府が調整を進めている名護市との協議会についての認識を問われ「地域の振興については、国、県、市のそれぞれ適切な役割分担のもとで行われるべきと考えており、名護市が抱える課題や県議の要望等については、内容に応じて担当部局において適切に対応している」との認識を示した。石原朝子氏(同)への答弁。
 溜政仁知事公室長は、外国からの武力攻撃予測事態を想定した国民保護共同図上訓練の結果を踏まえ、医療的ケアが必要な人を含む要配慮者の避難に当たり、同行する医療従事者などの人員確保が困難だとして、国による協力体制の構築を求めるよう玉城知事から指示があったとした。大浜一郎氏(同)への答弁。
 宮平道子子ども生活福祉部長は、障害者優先調達推進法により、県が障がい者就労支援施設などからパンや花の苗などの物品を購入したり、除草などの役務を発注したりした実績について、20年度が6300万円で前々年度の実績比10%増とする目標の達成率は113%だったとした。21年度は6700万円(同113%)、22年度は6900万円(同99%)で「(目標を)おおむね達成している」と説明した。島尻忠明氏(同)への答弁。 (沖田有吾まとめ)