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「平和であり続けて」 村山元首相、100歳に


「平和であり続けて」 村山元首相、100歳に 村山富市元首相
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 自民、社会、新党さきがけの3党連立内閣を率いた村山富市元首相が3日、100歳の誕生日を迎えた。関係者によると、大分市の自宅で家族に囲まれて過ごした。普段は朝昼の散歩や、棒につかまってのスクワットなどを習慣として続けているという。誕生日に先立つ1日には「日本がどこまでも平和な国であり続けることを願っている」とのコメントを発表した。
 社民党の福島瑞穂党首は3日「本当におめでとうございます! 平和の実現に向けてがんばります」とX(旧ツイッター)で祝意を表した。
 村山氏は1924(大正13)年3月3日生まれ。社民党の前身、社会党の委員長だった94年6月、連立政権の首相に就き、96年1月まで務めた。
 今月1日のコメントで、100歳を迎える心境を「実感はないが、一日一日、家族と過ごせることを幸せに思っている」と明かした。デイケアに週3回通っているという。
 首相経験者では、2019年に死去した中曽根康弘氏が101歳の長寿だった。