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経済交流活発化へ連携 在ボリビア大使 知事を訪問


経済交流活発化へ連携 在ボリビア大使 知事を訪問 玉城デニー知事(右)と意見を交わす在ボリビア日本大使館の小野村拓志大使=4日、県庁
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 在ボリビア日本大使館の小野村拓志大使が4日、県庁に玉城デニー知事を訪ね、ボリビアと沖縄の経済交流の活発化に向けた連携を求めた。沖縄からボリビアへの移民が始まったのは1954年で、今年8月で70年となる。玉城知事も8月にボリビア訪問を予定しているという。
 小野村氏は「これまでは文化交流が中心だったが、70周年を機に沖縄とボリビアで経済交流へと新たな一歩を進めていけたらと思う」と話した。
 沖縄からの移民が築いた「コロニア・オキナワ」は3つの移住地に分かれている。第2移住地と第3移住地、第3と大都市サンタ・クルス市を結ぶ道路はまだ整備されず、第3の住民約100人の不満が高まっているという。小野村氏は、道の土質改良などに沖縄の企業の技術が活用できる可能性があるとして期待を掛けた。
 玉城知事は、県内企業の技術や製品をボリビアで活用し、ボリビアの農作物や加工品を沖縄を通じて日本国内やアジアへ流通させたいとして「一つ二つ形を作れたら、展開は早くなる」と話した。 (沖田有吾)