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教育長辞職求め 決議書を可決 粟国議会


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 【粟国】粟国村議会(与那城義幸議長)は5日、7月7日投開票の村長選に向けて、上原一宏教育長(62)が住民宅を戸別訪問し、地方公務員法などに抵触したとして、上原教育長の自主的辞任を求める決議書を賛成多数(賛成4、反対2)で可決した。
 上原教育長は本紙の取材に対し「戸別訪問ではない。事前の準備の活動だ」と否定した。
 上原教育長は村長選への出馬を表明していないが、決議書によると、独自に作成した名刺を配布したという。決議書の可決について上原教育長は「今のところ辞職は考えていない」と話し、今後状況をみて判断するとした。村長選には「出馬を検討している」との見解を示し「選挙運動ではなく立候補のための準備行為で、意見を聞いて情報集めした」と説明した。
 粟国村長選は7月2日告示、同7日に投開票する。現職の高良修一村長(68)は1期での引退を表明している。
 (上江洲仁美)