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沖縄県議会も「白紙撤回」を要求 うるま陸自訓練場 あす本会議提案、全会一致で可決見込み


沖縄県議会も「白紙撤回」を要求 うるま陸自訓練場 あす本会議提案、全会一致で可決見込み 県議会総務企画委員会
この記事を書いた人 Avatar photo 梅田 正覚

県議会総務企画委員会(又吉清義委員長)は5日、うるま市石川のゴルフ場跡地への陸上自衛隊訓練場整備計画について、白紙撤回を求める意見書を7日の本会議に提案することを決めた。全会一致で可決される見込み。

宛先は岸田文雄首相と木原稔防衛相、自見英子沖縄担当相。政府が2022年12月の安全保障関連3文書で南西諸島の防衛力強化の方向性を示して以降、自衛隊施設の新設に対して県議会で与野党が一致して白紙撤回を求めるのは初めて。

意見書では「地元住民や自治会、うるま市、県にも知らされず発表されるという計画に県民の動揺は隠せない」とした。その上で、計画地に隣接する県立石川青少年の家には年間4万人の児童生徒が訪れているとして「住民の生活環境に影響を与えかねず、学びの場の確保に支障をきたす恐れもある」と記した。

同計画を巡っては、うるま市の市自治会長連絡協議会は全会一致で反対を決めたほか、中村正人うるま市長、玉城デニー知事も計画「断念」を求めている。

この日は予算特別委員会(比嘉京子委員長)も開催され、23年度補正予算案なども可決された。 (梅田正覚)