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複数オスプレイで整備 普天間 米軍関係者、防衛省訪問も


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 鹿児島県・屋久島沖での墜落事故を受け、運用が停止している米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイに関し、6日、米海軍関係者とみられる複数人がオスプレイ関連の資料を携えて防衛省を訪れる様子が確認された。防衛省関係者によると、6日までに事故の状況や原因究明に関連する情報が伝えられている。米軍普天間飛行場内では6日も自走して給油したり、整備を受けたりする海兵隊のMV22オスプレイ複数機の動きが確認された。
 オスプレイ関連資料を持った米海軍関係者とみられる複数人の来訪について、防衛省は「米側とは逐次、さまざまなやりとりをしているが、詳細は明らかにできない」とした上で、日本国内のオスプレイ飛行に向けた事前調整は「まだ来ていない」と答えた。
 AP通信は1日、米国防総省が近く飛行停止措置を解除する見通しで、米軍幹部が今週にも防衛省と日本政府を訪れ、直接計画を説明すると伝えた。日本側がこの説明を受けるまで、飛行は再開しないとしている。 (明真南斗)