佐藤翔輔東北大准教授(災害伝承学)の話 災害対策基本法で「災害から得られた教訓の伝承」は住民の責務とされており、過去の災害を知ることは次の災害への防災につながる。
写真や映像を見るより、語り部の経験談を聞く方が記憶に残りやすい。高齢化が懸念される中、東北では若い語り部の育成も見られる。ただ、活動の場を広げるコーディネーター役が少ないことが課題だ。語り部同士でつながる場をつくったり、語り部活動を対外的に発信したりする後方支援の役割を、行政が担うべきだ。
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災害教訓伝承 行政が支援を
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琉球新報朝刊
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