ブラジル南マットグロッソ州カンポグランデ市のマルシア・ホカマ財務長官=写真右=が8日、県庁を訪問し、照屋義実副知事と面談した。照屋副知事は「県系人約30万人が住む南米とのネットワークを強めていきたい」とし、南米に県事務所を設置できるよう調査、検討していると述べた。
ホカマ氏の来沖は初めて。照屋副知事は昨年8月、同市を訪問し、県系3世のホカマ氏と交流していた。
ホカマ氏は宮城嗣吉文化観光スポーツ部長、松永享商工労働部長らにカンポグランデ市についてプレゼンテーションし、治安が良く、観光客やスタートアップ企業を誘致する取り組みも活発だとして、住みやすさや経済発展の可能性をアピールした。
県庁での面談後にはルーツとされる豊見城市根差部の公民館も訪問。「カンポグランデと沖縄は共通する部分も多い。今後も交流を深めていきたい」と述べた。
(普天間伊織)