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米軍ヘリ緊急着陸 与論空港 普天間所属、訓練中


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 10日午後2時50分ごろ、鹿児島県・与論島の与論空港に、使用届が出されていない米軍ヘリコプター1機が着陸した。けが人や民間航空機への影響は確認されていない。県などが明らかにした。
 与論島近くに位置する同県・沖永良部島では同日、陸上自衛隊と米海兵隊が離島奪還を想定した「アイアン・フィスト(鉄の拳)」と呼ばれる訓練を実施していた。関係者によると、着陸したヘリは訓練に絡んで飛来したとみられる。
 県によると、国土交通省鹿児島空港事務所から午後2時51分ごろ、与論空港管理事務所に米軍ヘリ1機が着陸すると連絡があった。その後すぐに着陸した。防衛省九州防衛局によると、着陸したのは米軍普天間飛行場所属のヘリで、警告灯が表示されたため予防着陸したとしている。