オスプレイ飛行再開 「わが国防衛のため」と容認 林官房長官


オスプレイ飛行再開 「わが国防衛のため」と容認 林官房長官 林芳正官房長官(資料)
この記事を書いた人 Avatar photo 安里 洋輔

 【東京】林芳正官房長官は14日午前の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備中の輸送機オスプレイが飛行再開したことについて問われ「南西地域をはじめとするわが国の防衛のため」との認識を示し、在日米軍の判断を容認する考えを示した。

 地元自治体からの反発があることには「地元の方々の不安や懸念の払拭のため、引き続き、関係自治体の皆さまへの丁寧な説明に努めていきたい」と述べるにとどめた。

 記者団から、在日米軍が8日に運用停止措置の解除を発表してから、わずか6日での飛行再開になったことへの見解も問われた。林氏は「運用停止措置の解除以前も日米間の確認作業で前例のないレベルで技術情報に関するやり取りがなされ、事故原因や各種の安全対策などについて、極めて詳細な情報提供を受けていた」と説明。「飛行の安全確保が最優先であることを日米間で確認している」と述べた。