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下村氏18日出席 報道機関に公開


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 与野党は14日、衆院の政治倫理審査会幹事懇談会で、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、安倍派の会長代理を務めた下村博文氏が出席する審査を18日に開くことで合意した。報道機関に全面公開する形で開催する。
 安倍派の資金還流を復活させた経緯が注目される。下村氏も派閥幹部協議に参加していた。
 これまでの政倫審で、安倍派座長だった塩谷立氏と事務総長経験者の西村康稔氏の説明が合致せず、参院側会長だった世耕弘成氏は関与を否定した。立憲民主党の笠浩史国対委員長代理は記者団に「下村氏に明らかにしてほしい。極めて大事な審査会になる」と述べた。裏金事件を受けた衆院政倫審は2月29日と3月1日に開かれ、岸田文雄首相と安倍、二階両派幹部の6人が出席した。
 一方、参院の政倫審幹事会は14日、審査対象と議決した32人のうち、同日出席した3氏を除く29人に対し、野村哲郎審査会長名で出席を促す文書の送付を決めた。